爪上の土

無宗教で日蓮聖人の御遺文を研鑽しています。

四箇格言まとめ

 法華宗より外の真言等の七宗、竝びに浄土宗等は釈迦如来を以て父と為すことを知らず。例せば三皇已前の人禽獣に同ずるが如し。
『八宗違目鈔』

禅宗・念仏宗起り合ひぬ。善導房は法華経は末代には千中無一とかき、法然は捨閉閣抛と云云。禅宗は法華経を失はんがために教外別伝・不立文字とのゝしる。此の三の大悪法鼻を竝べて一国に出現せしが故に、此の国すでに梵釈二天・日月・四王に捨てられ奉り、守護の善神も還りて大怨敵とならせ給ふ。
<中略>
宝浄世界の多宝如来は自らはるばる来り給ひて証人とならせ給ひ、釈迦如来の先判たる大日経・阿弥陀経・念仏等を堅く執して、後の法華経へ入らざらむ人々は入阿鼻地獄は一定也と証明し、又阿弥陀仏等の十方の諸仏は各々国々を捨てゝ霊山虚空会に詣で給ひ、宝樹の下に坐して広長舌を出だし大梵天に付け給ふこと、無量無辺の虹の虚空に立ちたらんが如し。
『下山御消息』

 又一切の病の中には五逆罪と、一闡提と、謗法をこそをもき病とは仏はいたませ給へ。今の日本国の人は一人もなく極大重病あり、所謂大謗法の重病也。今の禅宗・念仏宗・律宗・真言宗也。これらはあまりに病おもきゆへに、我が身にもをぼへず人もしらぬ病也。この病のこうずるゆへに、四海のつわもの(戎兵)ただいま来りなば、王臣万民皆しづみなん。これをいきてみ候はんまなこ(眼)こそあさましく候へ。
『妙心尼御前御返事』

 汝早く邪を翻し正に付き凡を転じて聖を証せんと思はば、念仏・真言・禅・律を捨てゝ此の一乗妙典を受持すべし。若し爾らば妄染の塵穢を払ひて、清浄の覚体を証せん事、疑ひなかるべし。
<中略>
 然るを浄土宗の法然は念仏に対して法華経を捨閉閣抛とよみ、善導は法華経を雑行と名づけ、剰へ千中無一とて千人信ずとも一人得道の者あるべからずと書けり。真言宗の弘法は法華経を華厳にも劣り、大日経には三重の劣と書き、戯論の法と定めたり。正覚房は法華経は大日経のはきものとりにも及ばずと云ひ、釈尊をば大日如来の牛飼にもたらずと判ぜり。禅宗は法華経を吐きたるつばき、月をさす指、教網なんど下す。小乗律等は法華経は邪教、天魔の所説と名づけたり。此れ等、豈に謗法にあらずや。責めても猶ほあまりあり。禁めても亦たらず。
『聖愚問答鈔』

此の三つのわざわひとは所謂念仏宗と禅宗と真言宗となり。
一には念仏宗は日本国に充満して、四衆の口あそびとす。
二には禅宗は三衣一鉢の大慢の比丘の四海に充満して、一天の明導とをもへり。
三に真言宗は又彼等の二宗にはにるべくもなし。叡山・東寺・七寺・薗城、或は官主、或は御室、或は長吏、或は検校なり。かの内侍所の神鏡燼灰となりしかども、大日如来の宝印を仏鏡とたのみ、宝剣西海に入りしかども、五大尊をもつて国敵を切らんと思へり。此れ等の堅固の信心は設ひ劫石はひすらぐともかたぶくべしとはみへず。大地は反覆すとも疑心をこりがたし。彼の天台大師の南北をせめ給ひし時も此の宗いまだわたらず。此の伝教大師の六宗をしえたげ給ひし時ももれぬ。かたがたの強敵をまぬがれて、かへて大法をかすめ失う。其の上伝教大師の御弟子、慈覚大師此の宗をとりたてゝ叡山の天台宗をかすめをとして、一向真言宗になししかば、此の人には誰の人か敵をなすべき。かゝる僻見のたよりをえて、弘法大師の邪義をもとがむる人もなし。安然和尚すこし弘法を難ぜんとせしかども、只華厳宗のところ計りとがむるにて、かへて法華経をば大日経に対して沈めはてぬ。ただ世間のたて入りの者のごとし。
<中略>
小乗の倶舎・成実・律僧等が大乗をそねむ胸の瞋恚は炎なり。
真言の善無畏・禅宗の三階等・浄土宗の善導等は仏教の師子の肉より出来せる蝗虫の比丘なり。
『撰時抄』

テーマ:仏教 - ジャンル:学問・文化・芸術

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